お葬式の豆知識

泉佐野市内ではじめての葬儀を行う方へ

2023年10月25日

泉佐野市内ではじめての葬儀を行う方へ

 

喪主は、葬儀社との打ち合わせや参列者への対応、出棺の挨拶など、儀式における代表者にあたります。今回は、初めて葬儀を行う喪主様の不安を少しでも軽減できるよう、喪主が行うべきことについて分かりやすくお伝えいたします。

 

そもそも誰が喪主を務めるのか?

 

よく質問を受けることの一つとして、「喪主は誰が務めるか?」というものがあります。

 

まずは、遺書を確認しましょう。「祭祀の継承者の指定」という項目があり、葬儀を行う人を誰にするのかを指定することができます。ここで指定されたことには法的な効力があります。

 

それ以外であれば、喪主は誰が務めても構いません。泉佐野市における慣習に従う場合は、血縁者が喪主を務めることになります。万が一、故人様がエンディングノートや遺言で喪主を指名している場合には、その希望を優先するとよいでしょう。

 

・特に指名がなかった場合は?

 

特に指名していなかった場合は、故人の長男もしくは故人の配偶者が務めることが一般的です。しかし、長男や配偶者が既に亡くなっている場合や、病気や高齢などの理由で困難な場合は、別の方が務めても問題ありません。優先順位として、次男以降の直系の男性、長女、長女以降の直系の女性、故人の両親、故人の兄弟姉妹となります。

 

・故人に血縁関係がある方がいない場合は?

 

故人に血縁関係のある方がいない場合は、友人や知人が務めても全く問題ありません。喪主は、葬儀の手配・準備を行い、参列者へ気を配る必要があります。少なからず大変なこともありますので、体力がある方が務めることをお勧めいたします。弊社で葬儀を行う方でも血縁関係のない方が喪主を行った実績もあります。

 

泉佐野市において葬儀を行うまでにやるべきことと流れは?

 

葬儀が決まった後、大きく4つのことを行わなければなりません。

 

・葬儀社を選ぶ

・葬儀社と打ち合わせを行いながら通夜や日時の決定を行う

・菩提寺の住職様と日程に調整を行う

・親戚や友人に連絡をする

 

1.葬儀社を選びましょう。

 

病院や施設で亡くなった場合は、その時点で葬儀会社を決めておくと、ご遺体の移送も葬儀会社が担当してくれます。葬儀会社は家族の意見、親族や近隣の評判などを参考に信頼できる葬儀会社を選びましょう。

 

また、葬儀では祭壇や斎場費、僧侶へのお布施、霊柩車代、火葬料、会食費、会葬御礼品などさまざまな費用が発生しますので、予算を考慮し、葬儀社や近親者と相談しながら決める必要があります。希望する葬儀内容や葬儀規模が決まったら、葬儀会社から見積書をもらえますので、説明をしてもらいましょう。

 

2.通夜や葬儀の日時の決定をしましょう。

 

葬儀会場や火葬場が空いているかどうか予約状況、菩提寺の住職様の日程を伺った上で、葬儀社のスタッフと一緒に日程を決定していきます。遠方に住む親戚の参列者の人数やスケジュールについても、できる限り考慮しましょう。

 

3.菩提寺の住職様の日程を確認しましょう。

 

通夜、出棺火葬、葬儀式のそれぞれの場面で住職様からお経をもらいます。菩提寺の住職は、すでに葬儀や法事の先約が入っている場合もありますので、葬儀の希望日時を早めに伝えましょう。菩提寺の住職様の日程確認は、葬儀社との日時を決定するときに同時並行ですすめるのが望ましいです。万が一、住職様の日程が合わない場合、葬儀を行うことが難しくなるためです。

 

日頃お付き合いのあるお寺がない方は?

 

日頃お付き合いのあるお寺がない場合は、2つの方法があります。

 

・宗教者の紹介を受ける。

 

葬儀社から宗教者の紹介を受けることができる場合があります。今までの伝統的な葬儀を行いたい場合は、宗教者の紹介サービスを活用することをお勧めいたします。

 

・無宗教の葬儀を行う。

 

近年、「自分の決まった宗教がない」という理由で、無宗教葬を検討される方が多くいらっしゃいます。お葬式の形式について「無宗教」と答えた方は、2011年以降は2%程度います。(全日本冠婚葬祭互助協会のアンケートより)日本人の葬儀への考え方は変化しますし、今後も増加していくと考えられます。無宗教の場合、宗教者がお経を読む代わりに、故人との思い出の音楽を流したり、ムービーを見たりします。

 

4.親戚、知人・友人へ連絡しましょう。

 

葬儀の日程や場所などが決まったら親戚、知人・友人などへ参列ができるかどうか、確認の連絡を入れましょう。一方で、家族葬や火葬式・直葬など身近な方のみで行う葬儀をご希望の方が増えています。その場合は、参列のお断りと、その理由を丁寧にお伝えしましょう。

 

まとめ

 

初めて喪主になる場合、「何から手を付けていいか分からない」ということが一般的です。そのために、葬儀の事前相談をすることをお勧めいたします。また、すぐに葬儀をしなければならない状況になった場合は、地域密着の葬儀社に相談をすることをお勧めいたします。地域密着型の葬儀社の方が、地域の風習や葬儀の事例について詳しく理解しており、安心して依頼することができます。

 

私たちは、初めての葬儀を行う方のサポートを丁寧に行っています。何かご不明な点があればお気軽にご相談ください。